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安全な焼肉店運営のために!ダクト火災を防ぐグリスフィルター清掃の重要性

焼肉店を運営する上で、お客様に美味しい料理を提供することと並んで非常に重要となるのが「安全の確保」です。特に、厨房や客席の換気設備に関わる火災リスクへの対策は欠かせません。その中でも、排気ダクト内で発生する火災、いわゆる「ダクト火災」を未然に防ぐための鍵となるのが、「グリスフィルターの適切な清掃と管理」です。

ダクト火災が発生するメカニズム

焼肉を調理する際、大量の煙や油分(グリス)が排出されます。換気扇を通して吸い込まれた油分は、排気経路の入り口に設置されたグリスフィルターで大部分が除去されますが、その一部はすり抜けてダクト内部に蓄積していきます。

この蓄積した油汚れが、調理時の高温の煙や炎、あるいは火花などによって引火すると、ダクト内を急速に燃え広がる「ダクト火災」へと発展する可能性があります。排気ダクトは建物の内部を通っていることが多いため、ひとたび火災が発生すると、建物の構造全体に大きな被害を及ぼすリスクがあります。

グリスフィルターが果たす役割

グリスフィルターは、排気経路の「最初の砦」として機能します。その主な役割は、調理中に発生する油分や煙に含まれる微細な油滴をキャッチし、ダクト内部への油の侵入を最小限に抑えることです。

このフィルターが油で目詰まりしたり、油汚れが固着したりすると、本来の油分除去能力が著しく低下します。その結果、ダクト内へ流れ込む油分が増加し、ダクト火災のリスクが飛躍的に高まってしまうのです。

定期的な清掃と管理が火災予防の基本

ダクト火災を防ぐ最も効果的かつ基本的な対策は、グリスフィルターを定期的に、そして徹底的に清掃することです。

  • 清掃の頻度: 油の使用量や調理内容によって理想的な頻度は異なりますが、フィルターの目詰まりや油の付着状態を日常的にチェックし、性能が維持できるように計画的に清掃を実施することが大切です。

  • 清掃の方法: 付着した油分を完全に除去することが重要です。適切な洗剤と方法で、フィルターの網目一つ一つが油で覆われていない状態に戻すことが求められます。

  • 専門家による点検: グリスフィルターの清掃に加えて、ダクト内部自体にも油は蓄積していきます。そのため、定期的に専門の業者によるダクト内部の点検や清掃を実施することで、店舗全体の安全性を高めることができます。

グリスフィルターの適切な清掃・管理は、単なる衛生管理の一環ではなく、お客様と従業員の安全、そして大切な店舗を守るための最重要課題の一つと言えます。日常のルーティンとして、油断なく取り組んでいきましょう。

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