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焼鳥屋の皆様へ:年末年始の繁忙期に備える排気ダクト火災対策と清掃計画

年末年始は、お客様が多くご来店される焼鳥屋にとって、一年で最も忙しい時期の一つです。しかし、この繁忙期を安全かつ円滑に乗り切るためには、排気ダクトに関する適切な対策が不可欠です。

特に焼鳥を扱う店舗では、調理時に発生する油煙が排気ダクト内部に付着・蓄積しやすく、これが火災リスクを高める主な原因となります。年末年始の連続稼働は、ダクト内の汚れをさらに進行させるため、事前の準備が非常に重要になります。

焼鳥屋の排気ダクト火災リスク

排気ダクト火災の主な原因は、ダクト内部に溜まった油汚れです。焼鳥調理から出る煙には多くの油分が含まれており、これがダクト内壁やファンに冷えて固まり、燃えやすい状態(油脂)となって蓄積します。

この蓄積した油脂が、厨房機器からの熱や、排気口付近での火の粉の吸い込みなどにより引火する可能性があります。一度ダクト内で火災が発生すると、ダクトが建物全体に延びているため、延焼のリスクが非常に高まります。繁忙期は稼働時間も長くなり、排気温度も高くなりがちなため、特に注意が必要です。

年末年始を乗り切るための具体的な排気ダクト対策

繁忙期に備えて、以下の対策を計画的に実行しましょう。

1. 計画的な清掃・点検の実施
最も重要かつ効果的な対策は、定期的な清掃です。繁忙期直前の11月〜12月上旬、または繁忙期が落ち着いた年明けのタイミングで、専門業者による清掃を依頼することを強く推奨します。
清掃範囲は、ダクト本体だけでなく、特に油汚れが溜まりやすいグリスフィルター、排気ファン、フード内部の徹底的な洗浄が必要です。また、営業終了後のグリスフィルターの清掃を徹底し、可能な限り日常的に油分を取り除くことが、専門清掃の間隔を延ばし、火災リスクを低減します。

2. 排気設備の機能確認とメンテナンス
稼働中に排気ファンから異音や異常な振動がないかを確認します。ファンに油汚れが偏って付着するとバランスが崩れ、故障や異常発熱の原因となることがあります。
また、排気が弱くなっていないか、排気効率の確認も重要です。排気効率の低下は、油煙が厨房内に滞留しやすくなるだけでなく、ダクト内の汚れが溜まりやすくなっているサインかもしれません。

3. 法令・保険への対応
排気ダクトの清掃は、火災予防の観点だけでなく、法令や加入している火災保険の規定で義務付けられている場合があります。専門業者による清掃実施後は、作業完了報告書や清掃証明書を必ず保管してください。これは、万が一の際に適切な対策を講じていたことの証明になります。


年末年始の安定した営業は、適切な排気ダクトの管理にかかっています。火災リスクを抜本的に低減するためには、専門業者によるダクト・ファン・フィルターの徹底洗浄という事前清掃が不可欠です。また、油分の蓄積を防ぐため、営業終了後のグリスフィルターの清掃を日常的に徹底します。さらに、故障や異常発熱の予防として、異音や排気効率のチェックなどの設備点検も欠かせません。法令や保険に対応するためにも、清掃証明書を保管しましょう。忙しい時期だからこそ、リスク管理を徹底し、安全で美味しい焼鳥を多くのお客様に提供できるよう、準備を進めていきましょう。

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